フィリピンの女
フィリピンのオンライン英会話を習ったことがある。年はだいぶ下の女性で、頭がいいらしくフィリピン大学の学生らしい。
いつも、日本人の奥様方に独身だからとこき下ろされているため、私の心は自尊心ゼロ。だって、そんなの自由だろ。
何も知らないくせに、結婚できない女と言い張る奥様方。裏の顔を知っているのは、私だけか。
フィリピン先生も、その一人だ。
人気はまあまあで、日本人の男がお金を出すと言って数人のフィリピン人が、日本に来ることに決定。それまで、私のフェイスブックにちょっとしたことでメッセージをくれたり、授業が終わった後のコメントも、素敵なことをいっぱいいっぱい書いてくれていた。
自己肯定感が上がった。
信じていたわけではないが、ある日、そのフィリピン先生の本性がとうとうあらわになった。
フィリンピン先生が、私に空港まで来てくれという。仕事もあるし、無理だと断ると、豹変。フェイスブックに罵詈雑言を書いてきた。
私は、こういう女性はいつものことなので、あまり気にしていなかった。日本に来て、私以外の生徒とも出かけたり、私との1日もあった。
その一日は、「あ~めんどくせ~」とツンケンした様子がありありとあった。出かけて楽しむより、彼女のいろいろな用事に私が付き合うというかんじだった。借りているファイファイをなくしたから、警察に行く、おなかがすいたからマクドナルドに行く。〇〇を買いたいから、〇〇に行く。彼女と別れた後、帰路に就くと、ロッカーに忘れ物をしたと連絡があり、私にとりに行って、持ってきてほしいという。
まだ、3時だというのに、疲れたからもう帰ると言っていたが、実は、一人でフラフラ買い物をしていたようだった。私は、しかたなく、3時間かけて、取に行き、渡してあげると、フンといわんとばかりの態度。最後、2度と会えないのだから、後ろを振り向くかと見ていたが、さっさと帰って行った。
彼女がフィリピンに帰り、レッスンは1,2度だけ取った。「見てみて~これ買ったの日本で~」というけど、「知っているよ。だって、一緒にいたよね。」
そんな調子で、私は、それ以来、レッスンも取らないし、彼女も連絡をしてこなかった。つまり、私は、日本に来るかもしれない時のために、利用しようとしていたのかもしれないし、私が飛行機代を出すと言わせようとしていただけだと思った。
幸い、彼女の願いが叶い、ある日本生徒が出したから、その男性や、他の日本でアレコレ奢ってくれた生徒たちには、リップさいーびすを今もしているだろう。もちろん、わたしだって、お土産もらったから、マクドナルドくらいは奢ったけど。
ま、典型的な女性で、これを読んだ人は、フィリピン人はって思ったかな。でも、日本人女性だって、まったくもって、負けていません。私にとっては、全く同じ。もしあなたの周りの女性がいい人なら、裏で悪口を言っているか、あなたに利権があるか、あなたが怖いかその3択に過ぎない。